サーキットを走ることを誰よりも愛する男、岡田崇司さん。
そんな岡田崇司さんでしたが、2022年が始まっても、仕事が忙しく、なかなかサーキットに行けずにいました。
あまりにサーキットに行けずにうずうずしてしまった岡田崇司さんは、一つの解消方法を思いつきました。
それが「サーキットを走り始めた頃の2021年3月と、結構慣れてきた2021年11月の映像を見比べる」というものです。
はたして、その比較はいったい何を証明するのでしょうか。
3月の走り
岡田崇司さんが3月に操縦していたのはZ34スーパーチャージャーです。
推定400馬力あります。
マシンの性能だけで言えば、はっきり言ってZ34に軍配が上がるでしょう。
なんにせよ400馬力はヤバいです。
しかし、その400馬力を操るのはまだサーキット初心者だった岡田崇司さん。
3月の映像はドライバー視点で映し出されます。
撮影されたのは2021年3月17日。
岡田さんが操縦しているのはZ34 NISMO SC仕様 A052。
マシンの性能は申し分ありません。
車載カメラを見ると、やはり直線の加速はマシンの性能が発揮されているように見えます。
しかし、カーブに差し掛かった時の減速、そしてコース取りは、何だかぎこちないように見えます。
当時はサーキット初心者だった岡田崇司さんですので、その点は致し方ないのかもしれませんね。
前方を走る他のマシンに、なかなか追いつけそうで追いつけないZ34。
それでも、必死に食らいつこうと必死になっている様子が、3月の映像からは伝わってきます。
11月の走り
岡田崇司さんが11月に操縦していたのはZ33前期型 A052。
推定240馬力です。
単純に馬力だけで見ると、Z33の方が160馬力劣っています。
それでも、240馬力は十分ヤバいレベルです。
3月から約8か月経過した11月29日に撮影されました。
この8か月間が岡田崇司さんのドライビングテクニックをどこまで向上させたのか。
岡田崇司さんは「自己満足動画」と謙遜していますが、私達からしても興味深い比較動画です。
11月の映像は、3月とは違い後方から撮影されています。
そのため、岡田崇司さんのハンドリング技術もはっきりと映っています。
カーブに差し掛かるたびに、岡田崇司さんが小刻みにハンドルを動かす様子がしっかりと映し出されています。
やはり、3月と違い、コース取りもハンドル捌きも慣れてきている様子です。
技術はマシン性能を凌駕するのか
上下に映し出されている映像は、8か月の間にどれだけ岡田崇司さんが成長したのかを証明するものです。
この二つの映像が、全く同じタイミングでスタートを切ったものだとしたら、明らかに上の映像の方が先を走っています。
上の映像とは11月に撮影された、Z33の方です。
つまり、シンプルに考えれば、11月の方が速い、と言えます。
これは、運転技術の方がマシンの性能を上回ったという証明になります。
160馬力の差は、はっきり言って小さくありません。
これが、同じ時期に撮影されたのなら「詐欺じゃないか」と疑われてしまうかもしれません。
しかし、両者の間には8か月という期間があります。
160馬力の差を埋めるどころか、上回るだけの技術を岡田崇司さんが身につけたということになります。
きっと、8か月の間に、何度もサーキットに足を運び、何度もチャレンジしたのでしょう。
サーキットが好きでなければ、この短期間でここまでの上達は見られないはず。
改めて、岡田崇司さんのサーキット愛を感じる結果でした。
まとめ
今回の動画は、3月と11月のサーキット走行の様子を比較したものでした。
過去の自分の走りを公開することは、勇気のいることです。
それでも、成長過程として捉えるならば、決して恥ずかしいものではありません。
今回の比較動画を見て一番喜んでいるのは、誰よりも岡田崇司さんご自身かもしれないですね。