チャンネル運営者であり、撮影者兼ドライバーでもある岡田崇司さんが40歳からのサーキットに挑戦したエピソードをご紹介します。
本記事で紹介するエピソードは、BRZでセントラルサーキットの模擬レースに参加した時の様子です。
今回の模擬レースでは、ヤバイほどの接戦となり、目が離せない動画となっています。
また、ドライバー目線からの走行時の工夫や戦略が見れて面白いと思います。
それでは、さっそく岡田崇司さんの走りを見ていきましょう。
【BRZvsシビック】スタートからの激しい接戦!
岡田崇司さんは、NA(ノーマルアスピレーション)の3番手でスタートになります。
NA(ノーマルアスピレーション)を知らない方もいると思うので、簡単に解説します。
自動車のエンジンの仕組みによって、ターボとNA(ノーマルアスピレーション)で分けられるのです。
自然吸気エンジンをNA(ノーマルアスピレーション)と呼び、さらに大量の空気を送り込むためにターボ(過給機)を付けたのをターボエンジンと呼びます。
岡田崇司さんは、NA(ノーマルアスピレーション)の3番手でレース開始するのですが、直後にシビックが横から抜き去り4番目になってしまいました。
実は、シビックに乗っている人は、鈴鹿のクラブマンで8回ほど、シリーズチャンピオンを取っているドライバーだそうです。
【BRZvsインプレッサ】激しいコーナリング!
続いては、コーナリングでの激しい接戦を紹介します。
レース直後にシビックに抜かれてしまいましたが、さらに後方からインプレッサが接近して抜こうとしてきます。
しかし、岡田崇司さんはシビックの後ろを譲りたくないと思い、コーナーの手前でインプレッサの速度が落ちたのを見逃さず、スピードを上げてシビックの後ろをキープしました。
ところが長い直線に入ったところで、さっきほどのインプレッサが再び抜きにかかります。
岡田崇司さんは、普段は譲ってしまうのですが、強気に攻めてコースを譲りませんでした。
直線後の大きなコーナーでは、インプレッサと平行して走行しましたが、次のコーナーでインコーナーを取り、抜き去ることに成功します。
【BRZに異変!】岡田崇司氏はピンチを乗り越えられるのか?
岡田崇司さんは、4番目をキープしながら、2周目に入ります。
今回のレースでは、BRZのエンジンを冷却するラジエーターは変えているのですが、エンジンオイルを冷却するためのオイルクーラーは付いていません。
そのため、周回するごとにヤバイほど油温が上昇してきたのです。
油温が上がりすぎるとエンジンに制御がかかり、馬力が落ちてしまいます。
なので、最終コーナーでは3速で走行するようにしました。
ところが3速だとコーナーからの立ち上がりが悪く、直線で離されてしまいます。
岡田崇司さんは、この場面を見返した時に3速ではなく、2速でいくべきだったと反省していました。
また、今回のレースではシバタイヤを採用していたのですが、周回するごとに徐々にグリップ力がなくなりやすい特徴があります。
なので、タイヤを消耗しにくいように走行していましたが、それでも後半は厳しかったと岡田崇司さんは感じていました。
徐々にブレーキの効きが怪しくなり、制動距離が伸びてしまい、突っ込みすぎて車が不安定になっていますよね。
動画の10分50秒あたりを見ると、車体のコントロールが難しくなっているのがわかると思います。
果たして、岡田崇司さんは走り切れるのでしょうか。
セントラルサーキット模擬レースの結果!
ここでは、セントラルサーキット模擬レースの結果をお伝えします。
結果は見事にNA(ノーマルアスピレーション)の3位に入賞しました。
油温が上がり、ブレーキも効かなくなってきているヤバイ状態で、どうやって4位から3位に入賞できたのでしょうか。
実は、岡田崇司さんは走行途中に表彰台には上がれないと判断し、安全な運転に切り替えて走行していました。
ただ、2番手に走っていたシビックは運営の方だったので、順位に入れてなければ繰り上げで、表彰台を狙えるのではないかと思ったそうです。
なので、ヤリスの後ろにいるS2000には抜かれないように再びペースを上げて最後の1周を走り抜き、繰り上げで3位入賞しました。
岡田崇司さんは、今回の模擬レースで感じたことがありました。
シバタイヤは練習用にはいいのですが、模擬レースをやるさいは、もう少しグリップが長持ちする052のタイヤのほうがいいかもしれないと感じたそうです。
また、パット交換だけだと厳しいと感じたため、ローターとブレーキホースは変えたいと思ったそうです。
今後のチューニングをどうやっていくのか気になりますね。
【BRZvsシビック】岡田崇司氏のセントラルサーキットへの挑戦!:まとめ
今回紹介したエピソードは、BRZでセントラルサーキットの模擬レースに参加した時の様子です。
レース中に様々なトラブルもありながらも結果としては、見事3位に入賞できました。
しかし、油温の上昇やタイヤのグリップ力の低下など、チューニングに改善する余地があると感じたそうです。
今後のサーキットを楽しみに待ちましょう。