2025年3月19日、晴天に恵まれた岡山国際サーキットで開催された「HKSハイパーチャレンジ」。
全国のサーキットユーザーが自慢のマシンを持ち寄り、タイムアタックやフリー走行を通してチューニングの成果を披露するこのイベントに、赤いZ33で参戦したのがYouTubeチャンネル「FunkyOkadaのZサーキットライフ」の運営者であり、撮影者兼ドライバーでもある岡田崇司さんです。
彼が挑んだのは3枠目。
愛車Z33の性能を最大限に引き出すために日々努力を重ねる岡田さんの走行には、多くの参加者や観客からの注目が集まりました。
今回はその模様を詳細に振り返りながら、サーキット走行の魅力とZ33の可能性、そして岡田さんの情熱をご紹介します。
HKSハイパーチャレンジとは?
HKSハイパーチャレンジは、チューニングパーツメーカーHKSが主催するヤバイサーキット走行イベントです。
初心者から上級者まで、車好きであれば誰でも参加可能で、自分の車で気軽にサーキットを走ることができます。
イベントにはメーカーのデモカーも登場し、プロドライバーによるタイムアタックやパーツ相談など、サーキット走行だけでなく、交流や学びの場としても人気があります。
舞台は岡山国際サーキット
西日本を代表する本格的なサーキット、岡山国際サーキット。
テクニカルな中高速コーナーが続き、初心者には少しハードルが高く感じられるコースです。
だが、挑戦しがいのあるレイアウトは、ドライビングスキルの向上にヤバイほどうってつけ。
岡田さんもこのサーキットの難しさと面白さに魅せられ、何度も足を運んでいます。
岡田崇司さんと赤Z33
岡田さんの愛車は、日産フェアレディZ33。
鮮やかなレッドに塗装された車体は、サーキットでも一際目立ちます。
VQ35DEエンジンのパワーを活かしながら、HKS製のエアクリーナー、マフラー、車高調などで走行性能を磨いています。
岡田さんはこのZ33を「一緒に成長していける相棒」と語り、日々のメンテナンスやセッティングにも余念がありません。
3枠目直前の緊張感
3枠目が近づくにつれ、ピット内は緊張感に包まれました。
気温や路面温度、前走者との間隔など、考慮すべき点は多く、セッティングの微調整に余念がない岡田さん。
今回の目標はベスト更新。
過去の走行データを元にタイヤ空気圧や減衰力を調整し、最終確認を終えると、いよいよコースインの準備が始まります。
走行開始!赤Z33が唸る
サウンドコントロールタワーからのグリーンシグナルとともに、赤Z33がピットアウト。
ストレートでアクセル全開にすると、HKSのマフラーから迫力あるサウンドが轟きます。
1コーナーへのアプローチはヤバイくらい鋭く、ブレーキングポイントも正確。
特にリボルバーコーナーからアトウッドカーブにかけてのライン取りは見事で、観客からも「おおっ」とどよめきが漏れました。
想定外のトラブルにも冷静対応
しかし順風満帆とはいかず、5周目に入ったところでリアが若干滑る場面が。
気温上昇によるグリップ低下が原因と見られますが、岡田さんは冷静に対応。
ラインを微調整し、無理に攻めず安定走行にシフト。
完走を第一に考えた判断が光ります。
この対応力も、日頃からの走行経験と動画編集を通じた自己分析の成果でしょう。
ベスト更新!目標達成の瞬間
ラストラップに入った時点で、セクタータイムはほぼ自己ベストペース。
最終コーナー立ち上がりを丁寧に決め、チェッカーが振られます。
そしてピットに戻ると、ロガーに映し出されたタイムは見事に自己ベストを更新!タイムアタックとしても充実した結果となりました。
動画でしか見られない臨場感
「FunkyOkadaのZサーキットライフ」では、当日の車載映像やピットでのやり取り、さらにはセッティングの裏側まで丁寧に収録。
見ているだけで自分も走っているかのような臨場感があります。
特に同じZ33ユーザーにとっては、参考になるポイントが満載。
ドライビングのクセやラインの取り方など、岡田さんのリアルな走行が学びになります。
赤Z33の今後の進化にも注目
今回の走行で手応えを掴んだ岡田さんですが、さらなる高みを目指して車体の軽量化や空力パーツの追加も検討中とのこと。
Z33は決して最新モデルではありませんが、しっかりメンテナンスし、セッティングを詰めることで今もサーキットで活躍できることを証明しています。
彼の進化はまだまだ止まりません。
サーキット初心者にもおすすめの一歩
「サーキットってハードルが高そう」と感じている方にこそ、岡田さんのチャンネルはおすすめです。
タイヤ選びから空気圧の調整方法、サーキットでのマナーまで、初心者目線での解説があるため、「やってみたい」と思わせてくれます。
赤Z33を通して、走りの楽しさを分かち合える、まさに理想的な入口です。
まとめ
岡田崇司さんが赤いZ33で挑んだHKSハイパーチャレンジ岡山国際3枠目は、テクニカルなコースを相棒とともに攻め切った熱い一日でした。
YouTubeでの映像を通じて、その情熱と努力を目の当たりにした多くのファンが刺激を受けたはずです。
サーキット走行に興味がある方、Z33が好きな方、車と向き合う時間を大切にしたい方にとって、岡田さんの走りは大きなヒントとなることでしょう。
次回の挑戦にも、ますます期待が高まります。