2021年7月19日。
その日、岡田崇司さんの姿は約1か月ぶりの鈴鹿サーキットにありました。
一体何のために、彼は鈴鹿にいたのでしょうか。
そう、彼にとってのヤバい挑戦が、そこには待ち受けていたのです。
V35スカイラインクーペで、価格差約50倍のポルシェを追いかけるという一見無謀とも思える挑戦。
はたして勝負の行方はどうなるのでしょうか。
片時も目が離せません!
驚異的なスペックの違い!
今回走行するクラスはCC-BH。
岡田崇司さんが乗り込むのはV35スカイラインクーペ。
しかも、ほとんどノーマル仕様。
何と中古で40万で購入した車とのことです。
それに対して、岡田崇司さんの前を走る2台の車はというと…。
何とポルシェ!
しかも最新型なのではないかと思われます。
岡田崇司さんは、その価格差を50倍以上ではないかと想定しました。
レースの結果は、車両価格のみで決まるわけではありません。
テクニック、経験、車のスペック…、色々な要素が絡み合って、結果が導き出されるのです。
とはいえ、これだけの価格差。
馬力自体もスカイラインクーペの2倍くらいは差があるのではないかと岡田さんは予想しました。
馬力が2倍も差があるというのは、とんでもないことです。
数字以上に差が出てもおかしくありません。
こんな勝負、怪しい詐欺に引っかかるようなものです。
普通に考えたら戦えない・・・そう岡田崇司さん自身も言っています。
ところが、そんな状況だからこそチャレンジ魂に火が付くのがこの男。
「こういう戦い・・・燃えてきますよね」との言葉が岡田崇司さんから出てきました。
相手が強ければ強いほど、戦いのモチベーションが上がる。
まるでドラゴンボールの孫悟空のようなメンタリティです。
何がそこまで彼を戦いに駆り立てるのか。
勝てないと分かり切っているような相手に挑むのか。
常人には、およそ理解できないような思考の持ち主なのかもしれません。
ただ、そうした無謀な挑戦ほど、応援したくなるのもまた事実!
岡田崇司さんのヤバすぎる挑戦を見届けましょう!
勝負の行方は・・・
2歳の最新型ポルシェを追いかける岡田崇司さん。
車載カメラの映像からは、本気で刈つきでいるのかもしれないと思わせるような岡田崇司さんの姿が映し出されます。
必死に食らいつこうとスカイラインを走らせる岡田崇司さん。
しかし、しばらくすると気が付きます。
「全く相手にならない」と。
必死に持っているドライビングテクニックを駆使するものの、ポルシェからはどんどん離されていきます。
やはり、スペックの差が大きすぎるのでしょうか。
挑戦すること自体が無謀だったのでしょうか。
しかし、簡単にあきらめないのがこの男。
一瞬、距離がつまった瞬間を見逃しません。
「これは詰めるチャンス」と、一気に攻めの姿勢へ。
気持ちが車にも伝わったのか、少し距離が詰まっていきます。
その間、更にもう一台のポルシェに遭遇。
そのポルシェを一気に抜かしていきます。
「ポルシェ独特のデザインがマジでカッコイイ」と、チャレンジの最中も余裕を見せる岡田崇司さん。
こうした心の余裕を持つことも、勝負に際には必要なのかもしれません。
そして結果は…
ポルシェとの距離を詰めたかのように思えた岡田崇司さん。
しかし、そんな彼を待ち受けていたのが上り坂。
ここでの上り坂は、NAであるスカイラインクーペには少しきつかったようです。
ここで、ポルシェには完全に千切られてしまいました。
戦ってみたからこそ見える相手の実力。
岡田崇司さんは、「向こうは軽く流している感じ」だと言います。
相手にとっては勝負の舞台にすら立っていないと思えるのかもしれません。
しかし、大事なのは結果ではなく、挑戦する気持ちです。
勝てないと分かっていても、チャレンジすることが大切なのです。
まとめ
無謀なチャレンジを通し、ポルシェとの価格差と能力差を知った岡田崇司さん。
そこで見えてきたのが86です。
「次はこの86と勝負だ!」
岡田さんはすぐさま気持ちを切り替え、頭の中は次の勝負へ。
こうした切り替えの早さも、重要なポイントなのかもしれないですね。